晋平太 v.s. BULL
UMB2012 一回戦 東京代表 晋平太 v.s. 福島代表 BULL
今回はUMB2012からこちらの一戦。前回王者、晋平太の本大会初戦となります。それでは試合の模様をご覧ください。
[晋平太]
UMBに潜んだ魔物
それより強いぜ俺は化け物
いったい今日 誰が獲物?
俺はビートに乗った獣
これは曙 みんな調子はどう? アゲポヨ〜
今年の年末 切れた剣幕
オマエの顛末
[BULL]
Yeah yeah マジでそう
UMBで一番のビッグネーム
俺は身長も小せぇし名前も小せぇ
だけどオマエちょっと俺に焦ってねぇ?
曙 アゲポヨ なに言ってるか全然わかんねぇの
俺は福島からやってきたぜ だから全部ぶつける
全部色々あった問題はだけど関係はなく
この一本のマイクに全てをかけるぜ
今日はお客さん最高に俺とともに上がってこうぜ
[晋平太]
一本のマイクに全てかけるのはみんな一緒
日本中のフリースタイラーが一緒
福島県 から来て可哀想だけど絶対許しまへん
時に関西弁 だけど 関西人じゃないの
俺は三歳児じゃないけど言われ飽きた
お互いチビだが地味じゃねーな
[BULL]
Yeah yeah 確かに俺の身長はそう小学生なみ
だけどオマエのrapは幼稚園児なみ
みたいなこと言っとくぜ
マジで身長チビ
だけど内面が関係あんだこの勝負
外見なんてもんはねぇ
マイメンも今日は見に来てる
だからコイツらのために
俺は全部ぶつけるぜ
Yeah マジでYAMATRIBE 俺たちのクルー
よろしくチェックしてくれよマジ晋平太
[晋平太]
よろしく チェックしてやるよな
俺が 幼稚園児だったらオマエは胎児
幼稚園児どころじゃねぇぜ 超危険児
だけど俺は今日 超機嫌いい
Yo さらに高次元に いくぜ オマエはしょげんな
そんなに 惨めな ことじゃないからな胸張って帰りな
東北まで マジでDon’t stopだぜ
[BULL]
Yeah yeah まだ胸張って帰るわけにはいかねぇよ
つーか 俺今日マジで楽し過ぎんだよ
テンションはアップしてるぜ
東京まで来た甲斐があった
マジでその思い出俺は鷲づかみにして
晋平太 いきなりのチャンピオン
だけどアンタなぁ ただの裸の王様
俺が UMB背負って立つから
よろしく マジで勝ちは俺がここでもらってく
[晋平太]
俺が裸の王様だったらこのシーンは何なんだよ?
仲間の多さが売りか?
そんなもんじゃねーよな?
またやろうな なぁ いや
来た甲斐があったって言ってくれたろ
俺もオマエみたいな熱い奴とやりたかった
戦いたかった 待った甲斐があった
だが俺が倍跳ね上がった
俺は誰が相手でも決して 負けなかった
[BULL]
やっぱヤベぇヤツだ晋平太
DVDでしか 見たことないけど
マジでクソトリッキーな rapしかできなくて
だけど俺も熱い奴って認められたから
すげー上がってるぜ
だけどこっから俺はどんどん上昇
上昇気流から 雷突き落としてやるよ
マジで小さな巨人が
今日は伝説を作るからみんなよろしく
概要
8小節4本
勝者: 晋平太
解説
UMB2012 一回戦 東京代表 晋平太 v.s. 福島代表 BULL
前回優勝者の晋平太が本選初登場、無名のMC BULLと対戦します。DVDで見るとわかりますが、低身長の晋平太よりもさらにBULLの方が低く、ジャッジの大華がとても大きく見えるほど。
それで試合の内容ですが、やはり晋平太は巧いです。書き起こしてみるとBULLの方がより多くの言葉を詰め込んでいるのですが、晋平太の方は文脈をコントロールしながらしっかりとビートに言葉を落としています。よくハマっています。
「アゲポヨ〜」のような余裕が無ければ出てないようなラインも飛び出したりと、初出場でどこか緊張感のあるBULLと比較して、こちらはとにかく余裕があります。後半には相手を鼓舞するような発言も出たり、その場の勝敗だけでなく、前回王者として大会全体や地方シーンの盛り上がりなどもケアしている感じが伝わってきます。その貫禄はそれを受けたBULLが「やっぱヤベぇヤツだ晋平太」と試合中にいちヘッズとして反応してしまうほどでした(笑)
結果は終始試合の主導権を握っていた晋平太の圧勝となりました。
終始晋平太が圧倒しているような感じでしたが、BULLは途中から負けを認めるような発言をしてしまい、そこから流れが一気に傾いたような感じですね。
東北勢はJAG-MEとGILのツートップの印象がありましたが、BULLのようなMCもいるんですね。