[成]
いつの時代も そうさ
変わるときは弱者が立ち上がる時だ
俺が今日は革命起こす
オマエから全部奪い取って勝つぜ
わかるか 滑舌の良さもオマエはあるかもしれないが
俺の全力のフローで見せつけるだけ
わかるかなNAIKA MC 無いなテクニック
[NAIKA MC]
邪魔 そこどいて
俺は今年やることがあるぜ
弱者は弱者なんだよ わかるかよ
強者は強者 黙っとけコラ
フリースタイルだぜ
けれども今日は生き様見せに来た
さっきがすべて飲み込む? いやいや
勝つ姿勢見えねぇんだわ
[成]
結局のところ でかい口 叩くだけ
結局無い人気
オマエをブチ殺す 連続殺人鬼
悪いけどもらうぜ 面目ないね
俺が勝つぜ今日は
弱者が立ち上がらねぇと 時代は変わらねぇ
オマエは上から天狗の鼻 伸びてきたんだ
じゃあ今年もカットするぜ
[NAIKA MC]
そんな鼻無かったんだよ
俺も去年それでビビっちまった
けどわかった地に足つけて
やることをやるべきだぜ you know?
デカい声が武器にならない?
いやなってる 全員よく見ろ
けれどイカしたMC 福岡 成
それでも今夜は餌食になる
概要
8小節2本
ビート: Terror Squad / Lean Back ft. Fat Joe, Remy
勝者: NIAKA MC
解説
UMB2015 BEST32 福岡代表 成 v.s. 群馬代表 NIKA MC
今回はUMB2015からこちらの一戦をピックアップします。
長崎レペゼンの成、今年は福岡の代表として本戦出場となりました。ちなみに前回は2014本戦でMC松島に一回戦負けを喫しています。
一方のNAIKA MCも2014本戦ではGOTITに敗北。両者ともリベンジに燃えている感じですね。
さて、試合の方ですが、そうした決意がどちらもrapにも色濃く表れてます。
成が「俺が今日は革命起こす」と言えばNAIKAは「邪魔だ 俺は今年やることがあるぜ」と返す。1バース目は「より勝ちたい気持ちが大きいのはどちらか」といった感じで試合が進んでいきます。
成は本来ビートキープしつつライミングを多用していくタイプではありますが、この一戦では多用というほどにはライムはなく、重たいアンサーを返したりといった方向にシフトしていたように思います。
一方のNAIKAは2バース目も変わらず、いつも通りの自分のrapで試合を進めていきます。
勝負が動いた瞬間があるとすればNAIKA2バース目ラストのライン、「けれどイカしたMC 福岡 成」「それでも今夜は餌食になる」の部分ではなかったかと思います。
これ以上ないくらいキレイに着地して流れを持って行きます。ここまで成も、またNAIKAにしても決め手に欠けたような試合展開だったため、この一撃でNAIKAがすべて持っていきました。
ということで勝者はNAIKA MC。成にしてみれば2年連続の一回戦敗退となってしまいます。2011年の準優勝をピークにここ最近はUMBでの戦績が奮わないNAIKAはこの後どこまで勝ち進むことができるでしょうか。
※ 天狗の鼻 伸びてきたんだ
前年のUMB2014。BEST32のv.s.GOTIT、延長戦でのGOTITのラインを引用。